日本で密かに行われているイルカ猟についてのドキュメンタリー。
この事について以前ブログに書いたときは
イルカ猟なんて絶対反対!と思いましたが、
今ははっきり反対!とは言えなくなりました。
まずこの映画、見解が一方的です。
これを見ると、イルカ猟をする日本人はなんて野蛮なんだ!
と思わざるを得ません。
ま、彼らが言いたい事を主張するためには
そうするのが当たり前なんでしょうが。。。
「日本にはイルカを食べる習慣、文化はない」
という結論に達していましたが
(東京でインタビューした際に、多くの人が
イルカを食べる物だとは思っていないという事実より)
それはウソです。昔からイルカ猟をする地域では
普通に食べているようです。都会の人が知らないだけ(私も含め)
結局彼らは体をはって、イルカ猟の盗撮に成功するわけですが、
正直に、衝撃的でした。
でも「イルカだからかわいそう」という衝撃ではなく
普通に「動物を殺すのはかわいそう」というもの。
牛、豚、鶏などの他の動物を殺す場面を見てるのと一緒。
平気で牛などの動物を食べながら
「イルカ猟、反対!」などと言っているのを聞くと
「偽善者〜!」と叫び返したくなります。
イルカを殺す事も牛などを殺すことも同等なことなのでは?
個人的に肉は食べない主義ですが、
他人に対して、食べてはいけないと強制はしません。
だってそれが昔から続いている伝統であり文化であるから。
牛、豚、鶏などは多くの国で食べられているので
反対する人は少ない。
けれどもイルカはごく少人数でしか食されていないから
反対する人は多い。
でもこれだけでイルカを食べてはいけないって
決めつけて良いのでしょうか?
いくらイルカが頭がよいからって、
それなら犬を食べる習慣のある人はどうなのよって感じ。
(実際にいるらしいです、犬を食べる民族が)
イルカに含まれる水銀量が人間にとって危ない!
というのも彼らの主張の1つですが、
牛に与えている成長ホルモンや
病気にならないように与える薬剤だって
人間にとって危ないでしょう?!
やっぱり彼らの意見、矛盾しているように感じます。
結局、
牛などを食べる事に反対はしない=イルカを食べる事に反対はしない
という結論に個人的には達しました。
大きな声で賛成〜!とは言いませんが、反対はしません。
もしイルカが絶滅することになったしてもしょうがないのかも。
それを悲しむのは人間だけだし、でも
そのカルマを背負うのも私たちなのですから。