この前友達からメールをもらったとき、
総理大臣が辞めたことを教えてくれました
日本のニュースをあまりチェックしないので、
友達が教えてくれなかったら、
このままずっと知らなかったかも知れません。
昨日会社に届く日経新聞を読んで、
なぜ辞める事になったのかの事情を少し
把握したのですが、その中で気になった事が1つ。
辞めた理由の1つが、「参院選での敗北」だったらしいのですが
↑
なぜ敗北したときに辞めなかったのか、という批判もあったようですが。。。
なぜ参院選で負けたくらいで総理大臣が辞職しなくては
いけないのか、に疑問を持ちました。
(アメリカではこの前の下院の選挙では、ブッシュ率いる
共和党が敗北したけど、大統領は辞めてない)
で、調べてみたのですが、その結果、自分の無教養さに
ほとほとしてしまいました。
要するに、大統領制と議員内閣制の違い、何ですね。
たぶん中学校で習ったかな?全て忘れています
以下、Wikipediaからの抜粋ですが、
大統領制とは議会から独立した地位にある大統領が行政府の長となる政治制度のことで、議会から独立した権力を持っていることが重要。そして、大統領制では立法府と行政府が独立して牽制しあう。また、大統領に対する不信任決議や、議会に対する解散権は認められないので、大統領も議員もいったん就任すれば本人が辞任するか、事故がないかぎり任期を中断されることがない。
一方、議員内閣制とは、「議会」と「政府(内閣)」が分立してはいるが、「政府(内閣)」は「議会」の信任に拠(よ)って存在する制度。議会が首相の任命に同意し(日本やドイツのように議会が直接指名する場合と、その他の多くの国のように前任の首相やその他の人物・機関の助言をうけて元首が新首相を任命し、議会が信任する場合とがある)、首相が内閣の他の大臣を指名する。内閣は議会に対して連帯して責任を負い、分裂した状態で議会に対することはない。また、内閣は議会の明示的あるいは暗黙的な多数派に依拠しなければならない。議会は、内閣不信任決議を行うことによって、いつでも内閣を変えることができる。
つまり、今回、内閣総辞職を行わなくっても、
議会が内閣不信任決議を行えば、
自動的に辞職ということになるわけなんですね。
でも今回は
参院選で負けた=国民から不信任を突きつけられた
だから総辞職。。。
(その他にも諸々のスキャンダルがあったようですが)
「こんな事も知らなかったのか!」と呆れられてしまいそうですが、
勉強になりました。
アメリカにおける大統領の権限というのは、日本の総理大臣の
権限とは全く違うものなんですねぇ。
ちなみにここで働く日本人同僚の方は、日本の総理大臣は
パペットのようなもの、と言っていました。
というもの、総理大臣は必ずしも与党のトップがなるわけではなく、
その下の人が選ばれて、裏にいるさらに権力を持つ人たちが
操っているようなものらしいです。
官僚政治、というものなのでしょうか?
だから、内閣総辞職なんて大したことのないもので、
度々あることなんですね。
また別の同僚は、もしアメリカの大統領が辞任したら、
経済にも大影響が出て大変なことになる、
と言っていました。
やっぱりそれだけ権限が大きいからですかね?
2 コメント:
私も勉強になりました。日本を離れてしばしばなので、すっかり日本の政治の構造を忘れかけてました。大統領の権限が大きいのは、いいときもあれば、今みたいに去ってほしいのに居座られちゃうってのもあるので良いのか悪いのか...ですね。
endunhamさん、やっぱり忘れてしまいますよね。どちらのやり方が良いのか悪いのか分かりませんが(大統領制を入れて失敗している国もあるようだし、だからといって、頻繁に議会が解散される日本の政治もどうかと思うし)、でも「今の大統領に去って欲しい!」に私も同感です!
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