あるエッセイの中で、
日本人ほど外国に移住したがらない国民はいない
というのを読みました。
移住組みの私からしてみれば
「そんなことはない。私みたいに
外国に住んでいる人は山といる」
と主張したいところですが、
実を言うと、大学のときの日本人友達で、
こっちに残った人はゼロ。
今働いている会社に、私のような移住組みが
いることはいるのですが、パーセンテージで考えると、
やっぱりとても低い。。。
その理由がなぜなのか、は今一分からないのですが、
週末の”桃井かおりさんのインタビュー”の中で
彼女が面白いことを言っていました。
「外国に住む日本人は強い」
のだと。つまり外国で生き抜くには
そうとうな度胸や根性が必要であると。
それはある程度は当たっているような気がします。
私は一見、かなり控えめでおとなしい人格をしているのですが
↑
(こんなことを自分から言える、というのは控えめでない証拠?!)
頑固で、
無謀で、
怖いもの知らずで、
神経が太い人間である
ことは間違えようも無く、だから、
どこへ行っても生き抜けるだけの
自信は結構あったりして、そういう風に考えると
桃井かおりさんが言っていたことは
当たらずといえども遠からず
だったりするのです。
だからといって、”日本に住んでいる人が弱い”と、
決して言っているわけではありません、念のため。
逆に考えると、
日本はとっても住みやすいところ
なんでしょうね。
アメリカに比べたら、断然に犯罪率が低いし、
客への接待がものすごく丁寧だし、
電車やバスはきちんと時間通りに来るし。
こっちに移住しているとはいえ、
それでも故郷はJAPAN
そんな素晴らしい故郷にいつでも帰れる、
その逃げ道があるから、私は今でもこっちにいられるのか?!
でも実は、アメリカンライフに慣れすぎて、
もう日本へ帰って日本社会に入り込めない、
という方が、ホントのところだったりして。。。
4 コメント:
ご無沙汰してます!前記事の桃井かおりさんのお話から、この記事。とても興味深いな~と思いました。
確かに日本以外の国、とくにアメリカは自己主張と自己管理の国なので、それに順応するには強い精神力が必要ですね。またとりわけ、周りに日本人コミュがない環境では必須。と、しみじみ感じてます。でも、日本社会に出戻った時、逆に団体社会の輪というものに順応し難くなるので、なんだか異邦人になってしまうんですよね。
間接的にコミュンケーションする日本社会では、きっと私は「気が利かないやつ」って思われそうで、日本社会に入り込むのが怖いです。だからLothlorienさん同様、日本移住はちょっと考えてしまいますね。
ちなみにナマ桃井さんを観たLothlorienさん、羨ましい~:-)
桃井かおりさんも、私たちに向かって
「あなたたち、日本に帰れないわよぉ」
って言ってました。私もそう思うし、
海外在住の多くの人が、やっぱりそう言っています。
これは友達が言っていたのですが、
「日本では強い女性は求められていない」
まさにそうだと思いました。
そういう環境にないからしょうがないのかもしれない。。。
反対に自己主張できなかったりすると、
この国で生きていくのはほんとに大変なんですよね。私も住んでいる間に、多くのことを学びました!
ちなみにナマ桃井かおりさん、良かったですよ!
宣教師のご両親と一緒に、日本に10数年住んでいた私の友人の、お母さんがね「日本の女性歌手は皆、か弱くて、誰かの真似に見える。私が好きなのは一人だけ。彼女はパワフルで個性があってソウルフル。大好き!和田アキコさん。」って言ってた(笑)日本で怪物扱いされるくらいがそっちでは丁度良いって?!笑。
日本は住みやすいとこ、なるほど!同感です。日本人は、義理堅くて「グループ全員で」とかそういう精神のある国だもんね。アメリカに居ると、一人置き去りにされることだって沢山あるし、主張しなければ得られないこともあるし、喧嘩だってふっかけられるし、ね。。。笑。
「日本で怪物扱いされるくらいがそっちでは丁度良い」、そのまんまだと思います。
中国に住む友達から、メールでコメントをもらったんだけど、
男女が大声で外で喧嘩してて、見たら橋の上から女性が男の人逆さづりにしてたり、ほんと日本ではありえない(笑)ようなことが普通におこってるからねぇ。
というくらい、中国人女性は強いのが当たり前なんだそう。これじゃ、勝てないよね、私たち(笑)。
だからアメリカやその他外国に暮らしていくのは、日本に住むのとは大違いっていうことを知っていないと、ほんとに取り残されたり、いろいろ大変なんだよねぇ。今まで私も大変な思いをしてきたから。。。
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