2010年8月19日

『大阪恋泥棒』



『The Great Happiness Space: Tale of an Osaka Love Thief』
(邦題:大阪恋泥棒)

という、日本のホスト社会についてのドキュメンタリー映画を見ました。
これ、実は日本人ではなくこちらの人が制作。でも全て日本語。英語の字幕付き。
アメリカ人の友達が探し出してくれましたclover

大阪にいるあるホストに密着し、その彼のお店を中心に
その他のホスト達や、そのホスト達にのめり込んでいる女性客の
インタビューなどが中心。

かなり興味深かったですね〜。もちろん日本の女性がホストにはまり
散財してしまう話は、別に何も目新しくもないのですが、その彼女達も
実は風俗関係のお仕事をしている人が多いという事を知りました!

でもそれも納得かも。一晩で何十万と使うのを見ていたら、
普通のOLじゃ無理でしょ〜、と思ってしまいます。
風俗でもやっていない限り、ホストクラブでは遊べませんね。
(別に遊びたくもないけどmrgreen

その彼女達、「どうしてホストクラブに通うのか?」という質問に対し、
その答えが、「疲れていて癒されたい」とか。
風俗の仕事をしてストレスが溜まり、それを発散させるために
ホストクラブに向かっているのをみると
なんて悪循環なんだ!!!と思ってしまいました。

お仕事が疲れる→ホストクラブに行ってストレス発散
→クラブでお金を使いはたす→風俗関係の仕事をしないとお金がない
→結局さらにお仕事で疲れる

というもの。
どっかでこの悪循環の輪が切れれば、そんなに苦しまなくても済むのに、
と思ってしまうのですが、それって薬物に溺れている人が
その依存症からなかなか回復できないようなものと同じなのでしょうか??

ホストクラブで楽しんでいる彼女達は、薬物でいい気持ちに
なっている人と同じように見えてしまいます。夢の世界(幻想の世界)に
漂っているような。。。

このドキュメンタリーは特にこれが良い、悪いという結論があるわけではなく
あるがままにホストの世界を捉えています。
なかなかこのような世界を見る事のできない私には
とても興味深かった!!!

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