2014年9月29日

アイデンティティーを決めるもの

先日、中国生まれ、中国育ちの日系3世の方に会う機会がありました。
その方の祖父母が日本から台湾に移住し
お父さんの代で中国本土に移ったようです。
彼自身、大学を出るまで中国にいましたが、
その後日本に移り、今は結婚してアメリカ在住。

日本語は話せますが、3世ともなるとやはり外国人の日本語。
なまりがあります。でも国籍は日本。

やはり中国で生まれ育ったせいでしょうか。
考え方、振る舞い、外見、どこからどう見ても、
私には中国人にしか見えませんでした。

その人が何人であるか、は何で決まるのか。
最近よく思うのですが、やはり「生まれ育ったところ」が
その人のアイデンティティーを決めるような気がします。
彼の場合、いくら国籍が日本とはいっても
生まれ育ったのは中国なので、私からみるとりっぱな中国人。

最近私の会社に入ってきた、日本人を両親に持つアメリカ人従業員は
やはりアメリカ人だと感じます。
実はその中の一人が、どこからどうみても「アジア系アメリカ人」
にしか見えず、自己紹介のときに英語で自己紹介してしまいました。
日本語が話せる、と後から知って驚いたくらい!mrgreen

「環境が大事」と書きましたが、
特に人格形成される若い頃にどこで育ったのか、が
1番重要なのかな、と思います。

実は私、母が在日です。でも日本で生まれ育っているので
韓国のことなど全く分からず。。。
特に興味もないため、行ったことすらありません。
機会があったら行ってみたいな、とは思うものの、
そこまでその欲求が強いわけではないので
その他の行きたいところにいつも旅してしまいます。niconico
そんな私ですが、人生の半分がアメリカ在住となってしまいました。
時が過ぎるのは早いものです。。。
人生の半分がアメリカなのですが、アメリカ人には
なれないです。(別になりたいとも思わないですがmrgreen

アイデンティティーを決めるもの、人それぞれだと思います。
でも私の場合、
『日本で生まれ育っているので、日本人以外の何者にもなりえない』
というのが結論です。
この先何年アメリカにいようとも、それは変わらないでしょう。
でも私の友達からみたら、私はアメリカナイズしてるから
りっぱなアメリカ人、なんて言われてしまうのかもしれませんが。。。

アメリカにいると様々な人に会う機会があるので
いろいろ考えさせられます。
アイデンティティーの問題、おもしろいです♪


2014年9月23日

「こんにちは」

ここ1-2年、私の勤める会社に
日本人の両親を持つアメリカ人従業員が増えました。
両親が日本人なので、見かけは普通の日本人。
でもアメリカ生まれ、アメリカ育ちのりっぱなアメリカ人。
母国語は英語。日本語はあくまでも外国語。
でも皆、普通に会話ができるくらいの日本語力を持っています。
普通に会話ができるので、日本人と話している感覚なのですが、
やっぱりアメリカ人だな~と感じるときが。
例えば彼ら同士が会話するとき。
当たり前かもしれませんが、英語です。mrgreen
彼らの家族と話すときも、両親とは日本語で話すけど、
兄弟とはやはり英語になってしまうそう。

その中の一人の女の子が、オフィスですれ違うと必ず挨拶をしてくれます。
朝は「おはようございます」、そして午後は「こんにちは」。

「おはようございます」は私も使うので違和感がないのですが
「こんにちは」には違和感が。。。
日本の会社で働いたことがないので、
日本では「こんにちは」というのが普通なのかどうか分からないのですが、
少なくとも、私が日本の本社へ出張にいったとき
「こんにちは」と挨拶されたことがありません。
たいてい、軽く会釈。たまに「お疲れ様です」という感じ。

その彼女が「こんにちは」と挨拶してくれるのは、
英語をそのまま日本語に訳したのかな、と想像します。
英語だと、「Hello」「Hi」「Hey」と挨拶をするので。
私も英語だったら「Hello」「Hi」「Hey」と
アメリカ人従業員に対していいます。
でも日本人従業員に対しては何も言わないです。
「こんにちは」は何か不自然な気がして。hatena

私も何が普通なのかは分からないので、
「こんにちは」と挨拶されれば「こんにちは」と返します。
最近は慣れてきて、そこまで 不自然に感じなくなりました!niconico

『Quiet』

友達から紹介された本を読みました。
本を読むのは久しぶりです。ほんとはもっと読みたいのですが。。。
今回読んだ本は、Susan Cainさんの
『Quiet -The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking』。
日本語訳も出ているようです。
邦題:内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

どんな内容か、簡単に説明すると
欧米諸国、特にアメリカは
Extrovert(外向的)であることが理想とされる社会。
でもIntrovert(内向的)な人が頑張って外向的に振舞う必要はないし、
IntrovertはIntrovertらしく振舞うことで、自分の能力を発揮できたりする、
という、Introvertにとって支えとなるような本でした。

欧米諸国は一般的にExtrovertの人が多いです。
それとは反対に、アジア諸国の人はIntrovertの人が多い傾向。
私もりっぱなIntrovertの一人。mrgreen
なのでここ、アメリカは住みにくいといったら住みにくい国なのです。
会社でも、Extrovertであることが良しとされたり、
Extrovertであることを強要されはしないけど、そういう傾向があります。
でもこの本を読んで、Introvertであることが決して悪いことなんじゃないんだ
と思えるようになりました。
そのままの自分を受け入れ、Introvertらしく生きていくことが
今の私にとってはベストなこと。

アメリカは個人主義の国なので、
決して他人に何かを強要することはありません。
だからこんなIntrovertの私でも
アメリカで生きていくことができるのかも。
ただExtrovertが良しとされる国なので、
それについていけない私がいるのは確かなのですが。。。cry
しょうがないですね。
これからもIntrovertらしく生きていこうと思います♪

2014年9月1日

Rising Starの評価は

先週日曜、Joshが司会をしたRising Starが終了しました。
実はその前の週から夏のコンサートが始まっていたJosh。
コンサートの合間をぬって司会をしていました。
でも無事、最終回も終了。そしてコンサートも終了。
これで少しはお休みできる?

このRising Star、視聴率はあまり良くなかったようです。sad
初回の視聴率は1.5%、その後の視聴率は0.7%まで
下がっていました。同じような番組、American Idol
と比べると、全然です。
American Idolは最高で40%近くの視聴率。
最近は10%ほどまで落ち込んでいますが、
それでもシーズン13で10%とれるのは、すごいと思います。

Rising Starの評価もいまいちでした。視聴者のレビューを見てみると、
「なぜ10人だけしか出場者がいないのか」
↑もうすでに予選を通過した少人数しか出場しない
「Wallに映される投票者の顔はTVにほとんど映らない」
↑視聴者が実際に投票し、その投票者の顔がWallに映り
それがTVで放送されるという仕組みなのに、
実際には出演者ばかり映され、Wallに映る
一般投票者の顔はTVにほとんど映らない

といったレビューでした。
私も同感。もうすでに予選を通過している人達だけ出演し、
ほんとにその人達がベストなのか?って思いました。
そして一般投票者の顔がTVに映らないことについて、
アメリカ人は目立ちたがり屋が多いので
(↑これはあくまでも私個人の意見mrgreen
「投票すればTVに映る!」という謳い文句で始まった番組なのに
でも実際はほとんど映らないことに怒るのは当然。
(私は別に映りたいと思ってもいないし、実は投票すらしていない。
ただ番組を見ていただけでしたbiggrin
この点、American Idolでは予選から全て見せるので、
ほんとに歌があまりうまくない一般人でも、TVに映る可能性大!
こちらの方が一般受けは絶対に良いでしょう。

視聴率を見る限り、Rising Starのシーズン2はなさそうです。。。