友達から
地球温暖化詐欺(The Great Global Warming Swindle)
というイギリスのドキュメンタリー映画のサイトの
リンクを送られました。
どういうドキュメンタリーなのかというと、
「地球温暖化は決して人為的ではない」
というものを主張したもの。
温暖化は私たちが排出している
二酸化炭素が原因ではなく、
結局のところ1番の原因は太陽がいかに
活発であるかどうかによるのだ、
という結論を出しています。
このドキュメンタリーを見る限り、
ほんとに温暖化は人為的じゃないのだ
とはじめは納得させられました。
例えば、
- 私たちが大気に放出するCO2の量はごく微量で1%にもみたない
- ほとんどのCO2は海から放出されている
- CO2が大気にしめる割合は非常に小さい(0.054%のみ)。だからCO2が温暖化の原因ではない。
- 実はCO2の変化と気温変化には何の関係もない
- 気温の変化は太陽活動と比例する
- 過去には今まで以上に気温が上昇した時期もある。気温上昇は今に始まったことではなく、地球にとっては一大事でもなんでもない。
などなど、多くの科学者などのインタビューやデータを元に
その主張が正当なものとして映画が製作されています。
ただ、見た後にこの映画についてネット検索してみたら、
実はこの映画でもデータの誤用や捏造が
行われていたということが判明。
(ゴアの映画でもやっぱり同じようなことをしていたらしい)
また映画でインタビューを受けた科学者のうち、
「自分はそんなつもりで(温暖化が人為的でない)
インタビューに答えたわけではない」
と、自分が出ているにも関わらず、
映画を批判しています。
つまり、映画には誤りがあったということ。
実は製作者も後に、それを認めています。
ただそれが故意であったとは言っていませんが。
(たぶんわざとだと私は思っているのですが)
要するに、自分が主張をしたいことのためには
事実までも曲げてしまう、
人間とはそういうものなのか、と今更ながら落胆。
もちろんそういう事は今までにずっと続けられたし
これからも続けられていくだろうし。
科学がいけないということは決してないと思います。
今回のデータ誤用や捏造は、映画制作者側で
行われたのだと思うのです。
ただそれを伝えようとする側の人間が
そんな事をしてしまったがために
せっかくの本当のデータまでもが偽物ではないのか、
と思わせてしまう結果になってしまったこと、
それがとても残念なのです。
この映画はよく作られていると思います。本当に。
そして多くのデータは本物なのであろうと思います。
でもそこに1つでも捏造があると知ってしまった結果、
何が真実で何がウソなのか、疑わざるを得ない
結果になってしまいました。
有名な科学者がどんなことを言っていようと、
それを信じてよいものなのかどうなのか。。。
この映画を見ていろいろ感じたこと、
それは温暖化の真実よりも
どうしたら人を説得させることができるのか。
やっぱり偽のデータを使うよりも、
真実をあるがままに伝え、
最終的な判断は受け取り側に任せれば
よいのではないかと思うのです。
科学の話をしていたのに、なぜか
道徳的な話になってしまいましたが、
やっぱりウソはいけないでしょう。。。
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