2009年11月2日

『理性のゆらぎ』

半年前に読んだ
『アガスティアの葉』
がとても興味深かったため、
今回日本に行ったときに同じ著者の本を買ってきました。
そのうちの1つ、『理性のゆらぎ』は、
実は『アガスティアの葉』の前に
書かれた物。

著者が初めてインドへ旅立ったときの経験が
書かれたものですが、医学博士、理学博士とは
思えないほど、文才にたけた方です。
(↑これって偏見?)

「西洋科学は、現代社会で最も広範に信じられ、流行っている宗教である」

と言い切り、

「もしかしたらその自然科学が、私に「真理」をもたらしてくれるのではないか、そんな期待に胸ふくらませ、私は科学者としての道を歩み始めた。」

という青山氏。論文をいくつも書き、
学位ももらい、学者として成功を収めながらもなおかつ

「表面的な真理には近づいた」

が、

「そのレベルの真理が、真理の全てだとは思えない」

という部分が私の心に響きました。
私は医学博士でも理学博士でもなければ
本を書いた事もありませんが、青山氏同様、
なにが真理であるのか、それをずっと探求しているのです。
(探求していると自分では信じているだけか?)

この世の中には科学だけでは証明できないものが
山ほどあります。
それはどうも青山氏の言うように、”意識の科学”なのでは?
と、やっぱり私も感じるところがあるのです。

『理性のゆらぎ』を読んだから答えが見つかった、
という訳ではありませんが、やっぱり私にとっては
彼の本は読むべくして読んだ、と言ってよい1冊でしたstar

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