週末に地下室に眠っていたバスケシューズを出しました。
これは私が入院時、寝たきりでまだ起き上がれず、
歩くことも出来なかったときに履いていたシューズ。
そう、ベットの中で履いていたものです。
寝たきりになると、爪先立ちしているかのように足首が
伸びた状態になりますが、この足首が伸びた状態を、
尖足(せんそく)と呼ぶそうです。
尖足になってしまったら、軽症ならばマッサージなどの
矯正法で治るそうですが、
重症のものは手術療法が必要なのだそう。
そこで看護師さんから家族に、
寝ている状態でも足首を直角に保てるようなシューズを買ってきた方がいい、
と言われ、買ってきたシューズがナイキのバスケシューズ。
それもなかなか見つからずにいろんな靴屋を
探し回ったそうです。
あの当時はまだ頭が朦朧としていましたが、
シューズを履かされていたことは覚えています。
紐をきつく締められて、そのシューズが窮屈でもがいていたような??
でもこのシューズのおかげで、尖足にならずに済んだのですから、
感謝しなければいけませんね。
しまいっぱなしにするのではなく使ってあげないと!、
と思いたち地下室から出しました。
この靴を病院で履いていたときに、母がマジックで靴に
名前を入れてくれたのですが、さすがに名前入りのシューズは
外では履けない、と思い、ネットで調べたところ
油性マジックを落とす方法、というのを見つけました。
使ったものは、サラダ油。
そしたら目立たないくらいまで、落ちました!!すごい!!
この思い出のバスケシューズ、大切に使っていこうと思います!
追記:
実はマジックで名前を書いたのは、母ではなく看護士さんだったと妹が教えてくれました。看護士さんが体を拭いてくれる時、靴も脱がしてくれたのですが、真新しいバスケシューズが誰かに盗まれるといけないから、という理由から名前を入れてくれたそうです☆
12 コメント:
長い間、病床にいると言うことは大変なんですね。なんて今更のように感じてしまいました。確かにベッドで寝たきりになると立ち上がるのにも困難で歩くとなるとかなりリハビリが必要ですもんね。手術するほどとは大変なんですね。
バスケシューズと何よりアドバイスして下さった看護師さんや履かせて下さったご家族に感謝ですね。
油性マジックを落とすのにサラダ油ですか?
確かに油どうしですもんね。
良いこと聞きました、もし汚したら試してみます。
rickiyoさん、私もはじめて知った事なんです。言われてみればそうだと分かるのですが、自分の身に降り掛からないと分からないのですよね。
看護士さん、家族には大感謝です♪家族には感謝してもしきれないほど。。。
油には油です。完全に、とはいかなくても本当に消えますよ。私も驚きました!
寝たきりで足首が伸びきっちゃうとか,それを防ぐためにはバスケットボールシューズを履けばいいとか,
言われてみれば当然だけれど,経験したり言われたりしないとなかなか気がつかないね.
それに,ちょっと不謹慎な言い方かもしれないけれど,肉体もやっぱりただの“物質”なんだなあと思いました.
でもだからこそ,動いていることというか生きていることは,やっぱり尊いことなんだねえ.
Rayちゃん、そうなのよね、言われてみれば当然。「肉体もやっぱりただの物質」という言葉、まさにその通りだと思います。不謹慎なんかじゃありません!私はしっかりそれを体験したので、身にしみて分かります。1ヶ月寝たきりだけだったのに、普通の生活に戻るのに、半年以上。鉛筆1本すら持てなかった。また一から全て学び直して訓練していって。大げさに聞こえるかもしれないけど、心境はそんな感じ。子供の頃学んだ事を、大人になって学び直すのは新鮮でした。肉体は本当に尊いです!毎日の何気ない行動は、けっして「何気ない」だけではないのです!
ほんとうにそうだね!
何気ないと思えることだって,実は緻密な計算や訓練の結果なんだよね.そう,結果だけ見ていると,ほんとうに気づかないことばかり!
実は私,右手にちょっとした不具合が出て,左手を使う訓練をしようかと思っているところ.鉛筆の訓練は,まずどうやったの??
rayちゃん、緻密な計算はしてないかもしれないけど、私達の暮らしは全て訓練なのかもなーと思っています。
右手に不具合って大丈夫??私は手・指の筋肉が落ちてしまっていたので、まず看護士さんから粘土を渡されました。それを握る練習から(力をつける練習)。あと粘土で形を作る練習もして、指先を動かす訓練もしました。片手で何かの形状を作ることって、思っていたようにはうまくいかないものでした。さいころ型を何度も作らされました。あとは字を書く練習も。ABCやあいうえおの五十音表。ほんと、幼稚園でやったことだよね(^-^)
子供のおもちゃのお絵描きボードも使ってました。鉛筆を持つよりも簡単に字が書けてすぐ消せるので便利です。
なるほど!
字を書く前に,器用に動かすための訓練をしたほうがよいのかもね.やってみる!ありがとう~ :)
rayちゃん、役にたったアドバイスだったのかしら?ぜひお試しを!
ローリエンさん、やっぱり経験してみないと分からないことがいっぱいあるものなんですね。
病院のベッドで長い時間を過ごす時、足首を直角に保たなくてはいけないって、初めて知りました。
ベッドの中でバスケシューズを履いている状態を想像すると、相当違和感がありそうですが、でも、必要なことだったんですよね。
そのバスケシューズに感情があったら、「まさかベッドの中で履かれるとは。。。」な~んて思ったかもしれませんね。
ローリエンさんが元気になった今、外で履いてもらえることをバスケシューズも喜んでいるに違いありません!!
それにしても、看護師さんが名前を入れてくれたエピソードはちょっとアメリカっぽいかなと思いました。盗まれる可能性を考えるのか・・・って(^_^;
のぼこさん、「経験をしてみないと分からない」とはそのとおりだと思います。
尖足については、もちろん私も初めて知りました。シューズも変に思ってたかも(^^) でもこちらの方は家の中でも靴で過ごす事が多いですからね〜 さすがにベットの中では脱いでますが。
看護士さんの名前のエピソードは、アメリカならでは、とのぼこさんに言われて初めて気づきました。そうか、日本じゃ盗まれるかも、なんて思いませんね(^-^)
もしかして、同じタイミングでパソコンに向かっているのかも。。。と思いながらの書き込みです。
「盗まれるかも」の話ですが、やっぱり日本だと、名前を書いておく理由の一番目に「盗まれるかも」は来ないかなと思ったんです。
そんな日本でずっとありたいものですが。。。
のぼこさん、私、今日は昼間に投稿してたんで、そのときにコメントくれてたんですね。それにしても夜型ですね〜、そんな遅くまで。
「盗まれるかも」は日本では理由にならないと思いますよ〜。大丈夫、と信じてます♪
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