2013年11月2日

文化の狭間で

アメリカ生活もかなり長くなりました。
日系の会社に勤めているので毎日日本語を話し、
日本の文化に触れているので、
完全にアメリカナイズはされてはいないのですが、
先日、文化の違いから疎外感を感じることがありました。

アメリカに赴任に来ている方が任期を終え、もうすぐ日本に帰国。
その方のお別れ会をする、という連絡が来て、
私も行きます、という返事をしました。
普通だったら「レストランは○○に決定したので、○時に集合して下さい」
と言われるのですが、今回は違いました。
受け取ったメールの内容は、
「せっかくの機会なので、皆で乗り合わせをしていきたいと思います」
というもの。そして乗り合わせの組み合わせが
その下に書いてあったのですが、
なぜか私の名前がそこにはなく、最後に
「○○さんはマイカーでお越し下さい」
と一言あっただけ。

なぜ私だけ仲間外れ?、とその瞬間、思いました。
「せっかくの機会なので」と言った意味が分からなかったので
日本の友達に聞いてみると、たぶん仲良くわいわい、仲間意識をもって
何かをしたいって思っているのだろう、と。

仲間意識の薄い私は、普段から飲み会等にはほとんど参加せず、
会社の同僚たちからは仲間と思われていないのでしょう。
その事に関しては全く気にしていません。
アメリカ人は理由でもない限り、無駄につるんだり
仲間と常に一緒に行動することは少ないと思うのですが、
私はその部分は完全にアメリカナイズ。
「一匹狼」というと寂しいですが、よく言えば「独立している」のです。

アメリカにいる外国人として、アメリカ人との文化の違いを感じることは
よくあることですが、日本人文化から疎外感を感じたことは初めてかも。
これからも2つの文化に挟まれて、いろいろなことを体験しながら
矛盾を感じたり疎外感を感じたりするのかと思いますが、
それはそれで貴重な体験です。wink

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